拒絶理由の分析をする際に直面する課題
このページ内の記事は、このような課題を解決しようと試みているものです。
このような課題は、主に以下のような方々がお持ちだと考えています。
- 個人出願人
- 新任の知財部員
- 新任の特許技術者・弁理士
- 新任者の教育に携わられる方
このような方々は、是非一度、このページに目を通していただければ幸いです。
- あまり実務経験のない方向けに、なるべく専門用語は使わない予定ですが、少なからず使ってしまうと思います。予めご容赦ください。
- 当面は、新規性・進歩性の拒絶理由通知のみを取り扱い、時間を見つけて、徐々に広げていきたいと思います。
このページにおける、課題を解決するための手段
ここでは、少ない労力で・より適切に、拒絶理由通知への対応するためにはどうすればよいのか、整理したいと思います。
(仮説のようなものだと思っていただけばと。)
ポイントは審査基準!
結論から言いますと、我々が拒絶理由通知に対応する際に、拠り所にすべきものは、審査基準だと思っています。
我々が受け取る拒絶理由通知は、特許審査官により作成されたものになります。そして、その作成は、公平かつ透明性のある内容を担保するために、審査基準を拠り所として行われています。
つまりは、我々も、審査基準に基づいて、拒絶理由通知に対応することが、特許審査官に対する効果的な主張に繋がるものだと考えています。
審査基準のポイント自体は簡単に理解できる!
(私だけではないと信じていますが・・・、)普段、拒絶理由通知への対応をする際に、審査基準を意識して対応している方は、時間の関係もあると思いますが、少ないのではないでしょうか?
審査基準は、結構な情報が詰め込まれていますが、
押さえておくべきポイントが存在し、それをおさえておくだけでも、かなりの改善が図れるのではないかと考えています。
基準の書きぶり自体は、改定等もあり、読みやすいものとなっていますので、多少の専門用語(例えば、当業者、周知技術、設計事項等)さえ理解すれば、審査基準のポイントを理解することは簡単であると考えています。
審査基準のポイントへの理解が、より適切な対応を可能とする!
まとめると、我々は、審査基準のポイントを理解することで、今までよりも適切に、拒絶理由通知に対応することができるようになると信じています。
そのため、このページ内では、審査基準のポイントをおさえることを試みます。
そして、その作業を効率的に実施するために、作業フロー・作業用シートを整理いたします。
- 審査基準を踏まえた作業フロー・作業シートを用いることで、作業効率が上がる。
何事もそうかもしれませんが、実際に自分で作業をしてみることが大事だと思っています。
そのため、このページでは、上記の作業フロー・作業用シートを用いて、実際に拒絶理由の分析もできるようにケーススタディを用意しています。
このようなケーススタディを通じて、理解を深めてもらえればと思います。
- ケーススタディを通して、拒絶理由の分析に関して理解が深まる
一般的に、多くの仕事は、一人で完結することはなく、どなたかに報告する必要があるかと思います。
そのため、単に、自分さえ理解していればそれで良いわけではなく、理解して作業した内容を適切に報告できるようになる必要があります。
このページでは、適切に報告することをサポートするため、報告用シートも整理いたします。
- 報告用シートを利用することで、適切に報告できるようになる。
このページで学んだ結果
このページで学ぶと、以下のようになると考えています。
- 審査基準を踏まえた作業フロー・作業シートを用いることで、作業効率が上がる。
- ケーススタディを通して、拒絶理由の分析に関して理解が深まる
- 報告用シートを利用することで、適切に報告できるようになる。
それでは、拒絶理由の分析を始めていきたいと思います!
拒絶理由分析
(前提として)拒絶理由通知書の構成を整理
審査基準を踏まえた拒絶理由分析のための作業フロー
新規性・進歩性
テンプレート
新規性・進歩性:作業用シートテンプレート
新規性・進歩性:報告用テンプレート
理解を深めるためのケーススタディ
事例1:進歩性
最後に
このページに関し、何か気になることや、知りたいことなどがございましたら、
- お問い合わせフォーム、若しくは、
- twitter、
にて、ご連絡いただければ幸いでございます。
可能な範囲で対応させていただきます!