自力で特許権の取得をしたいんだけど、何を使って学ぶのが効率的なのだろうか?
特許を扱う部署に異動したから、すぐに立ち上がれるように、実務の勉強をしておきたいな。
ネット上には、たくさん情報が転がっていて、何を使えばいいのかわからない・・・
実務を学ぶ場合には、やはりお金を払って勉強するしかないのかな?
この記事は、このような課題を抱える方々に向け、各項目(先行技術調査、拒絶理由分析等)における実務を学ぶ上で参考となる情報をまとめました!
ここでまとめている情報は、以下のことに気を付けつつ選んでいます。
- 完全無料
- 学べる項目が明確
- 更新頻度が高い(若しくは情報が新しい)
完全無料
(何事もそうかもしれませんが、)効率的に勉強を進めていくためには、まず情報を収集し、その中で、自分が学びたい情報を得られるか否かを整理することが大事だと思っています。
そして、情報の中には、有料のものと無料のものとがあるかと思いますが、無料で良いものがあるのであれば、それを使うに越したことはありません!
ここでは、皆様の、「無料でも質の良いテキスト」を探す手間を軽減させたいと考えています。
- 完全無料の情報を掲載する
- 「無料でも質の良いテキスト」を探す手間を軽減させる
学べる項目が明確
単に、「これがおすすめのテキストです!」とお伝えするだけでも、それなりに有益だとは思うのですが、それだけだと、皆様は、一度テキストを見て、学べる項目を整理する必要が出てくると思っています。
そのため、ここでは、皆様のそういった手間を省き、各人にとって有益な情報がすぐに見つけられるように、学べる項目を明確にいたします。
- 各人にとって有益な情報がすぐに見つけられるように、学べる項目を明確にする
更新頻度が高い
いかに良い本であっても、それが現在の運用と異なるような古い情報であったら、古い情報と新しい情報とを区別する作業が生じてしまいます。
そのため、ここでは、できる限り頻繁に更新されている情報を優先的に掲載するようにいたします。
また、いつ更新(発行)されたのかは、非常に重要な情報だと思うので、その情報も明記いたします。
- できる限り頻繁に更新されている情報を優先的に掲載する
- いつ更新(発行)されたのかも明記する
このページにより、皆様の勉強効率をを少しでも上げることができたら幸いでございます!
:新しい資料かつ、とても参考になる
:古い資料だけど、とても参考になる
:雛形等の整理として参考になる
(単なる様式に関するものは「参考」)
:古い資料だけど、とても参考になる
:雛形等の整理として参考になる
(単なる様式に関するものは「参考」)
先行技術調査
学べること
- 第Ⅲ部 検索理論編
- 先行技術文献検索の流れ
- 初心者が陥りやすい罠
- サーチの観点からの本願発明の特徴点の抽出
- サーチ戦略と進歩性の審査基準との関係
- 検索式の立式
- 検索式の組み替え
- 検索の進め方のフロー
- 第Ⅳ部 先行技術調査編 [演習]
- 第Ⅵ部 解答例編
学べること
- 調査の役割
- IPC・FI・Fタームの利点
- IPCの解説
- IPCの国内運用(FIについて)
- Fタームの概要
- FI・Fタームを用いた先行技術調査例
- (1) FI、Fタームの照会
- (2) FIの照会例
- (3) 特許分類検索による検索方法
- (4) FIを利用した検索例
- (5) Fタームを利用した検索例
- (8) 検索式の作成例~特許請求の範囲を分節して検索式を立てる~
請求の範囲作成
学べること
- 3.構造的クレームの作成方法
- 4.構造的クレーム形式の優れている点
- 9.クレーム作成方法についてのまとめ
- 10.明細書作成への理論拡張
- 11.明細書作成方法についてのまとめ
- 12.明細書・特許請求の範囲の構造化とその意義について
学べること
- 特許請求の範囲のサンプル
- 特許請求の範囲の一般的な書き方
- サンプルクレームの改善点1:用語の選択
- サンプルクレームの改善点2:技術的に不要な処理の除去
- サンプルクレームの改善点3:構成要件の名前の明確化
- 改善後の特許請求の範囲の例
明細書作成
学べること
- 3.構造的クレームの作成方法
- 4.構造的クレーム形式の優れている点
- 9.クレーム作成方法についてのまとめ
- 10.明細書作成への理論拡張
- 11.明細書作成方法についてのまとめ
- 12.明細書・特許請求の範囲の構造化とその意義について
学べること
- 明細書のサンプル
- 明細書の書き方
- 「背景技術」の改善
- 「発明が解決しようとする課題」の改善
- 「発明を解決するための手段」の改善
- 「発明の効果」の改善
- 「発明を実施するための形態」の改善
- 改善後の明細書の例
拒絶理由分析
学べること
- 審査基準とは
- 発明該当性
- 新規性・進歩性
- (1)新規性
- (2)進歩性
- (3)新規性・進歩性の審査の進め方
- (4)特定の表現を有する請求項等
- (5)発明の新規性喪失の例外規定
- 記載要件
- (1)発明の詳細な説明の記載要件
- (2)特許請求の範囲の記載要件
- 補正
学べること
- 新規性のケーススタディ(偏光板・シイタケ栽培方法及びシイタケ栽培容器・ロボット装置)
- 進歩性のケーススタディ(洗濯機の脱水槽・シュープレス用ベルト・筋肉増強用食品組成物)
- 補正(新規事項)のケーススタディ(柱梁接合構造・圧延方法)
- 記載要件のケーススタディ(鉛筆芯・使い捨ておむつ)
学べること
- 拒絶理由通知へ応答するための諸作業
- 本願発明の認定
- 拒絶理由通知の検討
- 引用文献に記載の発明の認定
- 本願発明と引用文献に記載の発明との対比
- 対応方針の決定
- 補正書の書き方
- 意見書の書き方
- 意見書と補正書,どちらを先に作成するか?
- 拒絶理由通知への対応がうまくなるコツ
学べること
- 2.意見書,補正書作成前の準備
- 2.1 拒絶理由の的確,正確な把握
- 2.2 拒絶理由の妥当性の評価
- 2.3 応答方針の決定
- 3.意見書,補正書を作成の際のクライアントとの連携
- 4.審査官との協力
- 5.意見書の標準的パターン
- 6.意見書,補正書作成上の留意事項
- 7.特許法第 29 条第 1 項,第 2 項に基づく拒絶を受けた場合
- 8.特許法第 29 条の 2 に基づく拒絶を受けた場合
- 9.特許法第 36 条第 4 項に基づく拒絶を受けた場合(実施可能性要件の欠如)
- 10.特許法第 36 条第 6 項第 1 号に基づく拒絶を受けた場合(サポート要件の欠如)
- 11.特許法第 36 条第 6 項第 2 号に基づく拒絶を受けた場合(明確性要件の欠如)
学べること
- 今後の対応の流れ
- 通知書の見方
- 拒絶理由の解説
- 提出期限日を確認する
学べること
- 最初/最後の拒絶理由通知の記載様式の要点
- 記載様式の要点を反映した記載例(最初の拒絶理由通知書)
- 拒絶査定の記載様式の要点
- 記載様式の要点を反映した記載例(拒絶査定)
補正書・意見書作成
学べること
- 拒絶理由通知へ応答するための諸作業
- 本願発明の認定
- 拒絶理由通知の検討
- 引用文献に記載の発明の認定
- 本願発明と引用文献に記載の発明との対比
- 対応方針の決定
- 補正書の書き方
- 意見書の書き方
- 意見書と補正書,どちらを先に作成するか?
- 拒絶理由通知への対応がうまくなるコツ
学べること
- 2.意見書,補正書作成前の準備
- 2.1 拒絶理由の的確,正確な把握
- 2.2 拒絶理由の妥当性の評価
- 2.3 応答方針の決定
- 3.意見書,補正書を作成の際のクライアントとの連携
- 4.審査官との協力
- 5.意見書の標準的パターン
- 6.意見書,補正書作成上の留意事項
- 7.特許法第 29 条第 1 項,第 2 項に基づく拒絶を受けた場合
- 8.特許法第 29 条の 2 に基づく拒絶を受けた場合
- 9.特許法第 36 条第 4 項に基づく拒絶を受けた場合(実施可能性要件の欠如)
- 10.特許法第 36 条第 6 項第 1 号に基づく拒絶を受けた場合(サポート要件の欠如)
- 11.特許法第 36 条第 6 項第 2 号に基づく拒絶を受けた場合(明確性要件の欠如)
学べること
- 補正をすることができる時又は期間及び範囲
- 手続補正書の様式
- 特許請求の範囲の補正に係る手続補正書の作成例
- 明細書の補正に係る手続補正書の作成例
学べること
- 意見書サンプル雛形
- 手続補正書サンプル雛形
最後に
このページに関し、何か気になることや、知りたいことなどがございましたら、
- お問い合わせフォーム、若しくは、
- twitter、
にて、ご連絡いただければ幸いでございます。
可能な範囲で対応させていただきます!